2025/04/16 20:57

心のゆとりって、大切。
まわりの人にも、自分にも、
やさしくなれたりするから。

そんな心のゆとりを持つ、1つの方法として、
数分だけでも“お手紙をやりとりする時間=おてがみじかん”を。
毎日でなくていいんです。時々でいいんです。

たとえば、お手紙では冒頭に時候の挨拶を書くことが多いです。
季節を感じていないと書けません。
最近、葉が色づいてきたなぁとか、息を吐くと白くなるようになったなぁとか。
季節を感じてみます。

自分の近況を書くにしても、
自分が今どんな気持ちか、どんなことに興味があるかなど、
自分と向き合って言葉にしていく必要があります。
今、どんなことを思っていますか?

もちろん、お手紙の相手のことも考えます。
以前会ったのはあの時だったとか、
こんな話をしていたけど、どうなったのかなとか。
元気にしていたらいいなぁと願います。

そんな時間が
時々でもあるのとないのとでは
違ってくると思っています。

そんな時間を共有できたらいいなぁ。
そんな思いを込めた1冊です。

文通歴35年。さらに自分宛のお手紙も書き続けて8年という著者が見出した“今の時代に合うお手紙の楽しみ方”。20年間、ライターとして活動する文章のプロが、主宰するお手紙の会「おてがみぃと」での活動や体験などを交えてメソッド化しました。“秒”で伝わるネット時代に、時間と手間をかけて想いを伝えるお手紙は“無駄を楽しむツール”。その楽しみ方とは?「旅先から自分に絵葉書」「毎年春に、自分宛てにお手紙」「身近な人にこそお手紙」「心に残る、誰かへの想いを手放す」「たった1人に向けたお手紙で文章力アップ」など、「お手紙って、いろんな楽しみ方があるんだ」と発見があり、お手紙を“新しいコミュニケーションツール”として捉え直せる1冊です。

■目次

1章 ゆるやかな時間を体感
 いろんな「私は」を思い出す
 年に一度のやりとりが育む、つながり
 1通1通、知り合っていく
 誰かと一緒に、お手紙を書く
 お手紙を書き上げるまで
 <コラム>私の日常にある“おてがみじかん”

2章 時空を小旅行する
 また、届く。このときめき感
 お手紙を、旅のお土産&思い出に!
 1年後の自分へのお手紙は言葉のアルバム
 “何か”を動かす、出せなかったお手紙
 <コラム>文通相手を通して広がる世界

3章 想像と創造を楽しむ
 目の前の季節をわかちあう
 無地の封筒に「日常のつぶやき」を描く
 バースデーカードをプレゼントに
 落ち葉で秋のお手紙づくり
 <コラム>特別ではなく 普段着のお手紙を

4章 伝えないと、伝わらない
 気持ちをやりとりする
 気持ちを具体的に伝える
 1枚に1話題の「ふきだしお手紙」
 余白に付け足す「はみだしお手紙」
 同じ今を生きる“誰か”と想いを贈り合う

■著者プロフィール

小森利絵(著)
「“あなた”がふと空を見上げたくなるメッセージを届け続けたい」。2008年から編集プロダクションや広告代理店、ウェブ制作・運営会社等に所属し、編集・ライティングの経験を積む。2014年からフリーライターに。主に、人物インタビューに注力している。高校生の娘と一緒にフリーペーパー『えんを描く』発行、お手紙を書く時間を楽しむ会「おてがみぃと」主宰、お手紙がある暮らしを書き綴るコラム「おてがみじかん」連載なども。

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